AXCR 2026 ・ THAILAND ・ LIVE FROM THE FIELD

TEAM
MUSASHI

「日本のライダーが世界へ挑む道を、細くてもいいから開け続けたい」。
その想いが、3人のライダーをタイの大地へ送り出します。ダカールを知る監督・池町佳生と、彼が選んだ異端の3人。目指すのは、優勝カップを、もう一つ並べることです。

今日の1枚
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3
Riders
1
Legend Director
8.10–15
Race Week
THA
Pattaya → Phitsanulok
Daily

FIELD REPORT

AXCR2026 最終日を戦い抜いたTEAM MUSASHI

第31回 Musashi アジアクロスカントリーラリー2026は、8月15日のLEG6をもって全6日間の全日程を終えました。TEAM MUSASHIは、Musashi International の泉本拓也が二輪総合4位、日本人最上位でフィニッシュ。そして最終ステージとなったSS6では、ムサシの3台が単日リザルトの1位・2位・3位を独占しました。

泉本拓也、総合4位。クリーンなラリースタイルが日の目を浴びる

最終的にTEAM MUSASHIの先頭に立ったのは泉本拓也でした。最終総合は積算タイム19時間54分15秒で4位。

LEG5のレポートで見てきたとおり、今大会の順位は速度超過ペナルティに揺さぶられました。そのなかで泉本のペナルティ総量は有力勢と比べて際立って少なく、速度制限ゾーンを制限内で抑え込み続けた結果です。「自分は速度制限いっぱいで走ってるのに、それを抜いていくライダーもいたくらいですよ」と泉本。派手さのないその積み重ねが日の目を浴び、周囲がペナルティで沈んでいくなかで泉本を日本人最上位へと押し上げました。

総合4位、日本人最上位でフィニッシュした泉本 拓也

チームの他のメンバーも、それぞれの戦いを最後まで走り切っています。Musashi International のスメティ・トラクンチャイ(タイ)が総合9位。TEAM MUSASHI JAPAN の岡本薫が総合12位、大津崇博が総合19位。

最終SS6は1−2−3

最終ステージSS6の単日リザルトは、TEAM MUSASHIにとって最高の締めくくりになりました。トップは#3 スメティ・トラクンチャイの1時間12分30秒。2番手に#24 岡本薫が1時間13分35秒、3番手に#26 大津崇博が1時間13分50秒。ムサシの3台が、表彰台を1・2・3で独占しました。

前夜の雨で湿った最終日のコースは、この6日間でも指折りの難易度でした。岡本と大津によれば「岩盤とか、粘土質の路面が雨でぐちゃぐちゃになったところとか難しかったのですが、乗ってたら、なんか楽しい道やったね」と岡本。大津も「50メーターぐらい、すごい深い水のところがあって、多分30センチぐらい。その時は全部タンクの上に足を上げて、こうやってドドドドって走って。壁にも激突しました。でもドライじゃない方が面白かったですから、良かったんじゃないですか。ドライだったらフルグリップして、ただの林道みたいになる。ちょっと濡れてツルツルだから、また面白い」とのこと。ベテラン岡本にとっても荒れた路面はお手の物、ハードエンデューロ出身の大津にとってはもはや水を得た魚と言うべきでしょう。

今大会において切磋琢磨してきた岡本薫と大津崇博のチーム内対決も面白いところでした。積算ではペナルティの妙で1時間13分もの差がある二人ですが、この日一日はベテラン岡本に軍配が上がりました。差を分けたのは、大津のほんの小さなミスコースです。「15秒ぐらいはミスしてるんでしょうね」と大津。「ワンミスで、ちょっとラインを間違えたレベルで、十数秒ひっくり返りますね」。最後の最後まで、1本のミスが順位を動かすラリーの厳しさが表れたステージでした。

最終SS6で2番手、57歳の岡本 薫

ベテランの意地と、若手の急成長

岡本薫は、大会中盤に一度は総合3位、表彰台の位置まで駆け上がったライダーです。その後のペナルティで最終順位こそ総合12位まで下がりましたが、走りそのものの評価は揺るぎません。チーム監督の池町佳生も、岡本の安定した走りには全幅の信頼を寄せていました。

その岡本は最終SSでも、1分前にスタートしたジャクリットを追いかける展開に火がついたと言います。「1分スタート前のジャクリット君に追いついたっていうのも、まあ楽しくなってきて。前半の道はゴツゴツで、全ての坂が階段みたいで、ずっと立ってなきゃダメみたいな感じ。ああいう道は、まあ好きなんですよ」。57歳とは思えない、攻めの走りでの2番手でした。

一方の大津崇博にとって、この6日間は、エンデューロ育ちの25歳がラリーという競技を体で覚えていく時間でした。岡本は、その成長ぶりを隣で見ています。「スタンディングでザーッてスライドさせて走っていくんですよ。スピードではついていけないし、ナビゲーションもしっかりしながら走ってるよねと思いながら見てました。だいぶ成長した」。大津自身も、ラリーの本質をつかんだ様子でした。「頭脳派なんで、僕(笑)。ラリーは特に準備が大事だなって思いました。やっぱりレース時間が長いんで、準備不足が積み重なっていくとつらい」。初日には手探りだったナビゲーションが、4日目あたりからコツをつかみ、後半は大きなミスコースもなく安定した走りへと変わっていきました。1日目とは雲泥の差だった、と二人は口をそろえます。

6日間で急成長した大津 崇博

釘村忠の無念、そしてチームの空気

初日にマシントラブルでリタイアとなった釘村忠のことは、最後まで仲間の胸に残っていました。「釘村君はちょっと不完全燃焼していると思うので、3人としては、一緒に走りたかったなという思いがあります」と岡本薫。できることなら、この3人でもう一度チームを組みたい。そんな言葉が自然に出てくるほど、今回のチームの空気は良いもので、最後まで穏やかで前向きな雰囲気を保ったまま全日程を終えました。その中心にいたのが、監督の池町佳生です。大津は敬意を込めてこう表現しました。「やっぱり池町監督は、何でも知ってるし、現地の食べ物のことまで知ってるし。生きる知恵袋ですよ、本当に」。

冠スポンサーである株式会社ムサシの支えのもと、TEAM MUSASHIは第31回アジアクロスカントリーラリーを、泉本拓也の総合4位、そして最終SSの1・2・3独占という結果で締めくくりました。「またチャンスがあれば」と次を見据えるベテランの岡本薫は、若い大津についてこう続けます。「彼は絶対にいいところへ行けると思う。ぜひ来年もトライできるチャンスをつかんでほしい」。

表彰台のTEAM MUSASHI

チームオーナー岡本篤が見た6日間

このチームを送り出し、大会そのものの冠スポンサーも務める株式会社ムサシの岡本篤代表は、6日間をこう総括しました。「大成功だと思いますよ」。初日で釘村が離脱し、中盤にはペナルティでリザルトがひっくり返る波乱もありましたが、その一つひとつも含めての手応えだといいます。「トラブルを起こしてこそ、さらに強くなる。彼らが全体で持ち帰る経験の総量が、めちゃくちゃ大きくなった」。

岡本代表がこの世界に関わる理由は、順位の先にあります。「オフロードバイクの、あまりにも広くて面白い世界を、少しでも多くの人に知ってもらいたい。将来に繋がればいいなと思ってやり出したことなんです。スポーツが絡むと、人生が面白くなる。こんな遊びが世の中に実はあるんやぞ、という入り口を広げていきたい」。

泉本拓也の総合4位、大津崇博の急成長、そして最後まで穏やかだったチームの空気。その6日間の手応えを土産に、TEAM MUSASHIの挑戦は、ここからまた次のステージへ続いていきます。

LEG6 リザルト(暫定)

Provisional Result / MOTO / SS6・単日 全32台。★=TEAM MUSASHI。

順位No.ライダーチーム国籍メーカー車両クラスペナルティタイム
13Sumaetee TrakulchaiTeam Musashi InternationalTHAKTM250XCWM10:00:001:12:30
224Kaoru OkamotoTEAM MUSASHI JAPANJPNBETARR4T350M20:00:001:13:35
326Takahiro OhtsuTEAM MUSASHI JAPANJPNBETA350 4TM20:00:001:13:50
42Jakkrit ChawtaleJakkritTHAKTM500 EXC-FM20:00:001:14:17
519Keisuke TakeuchiTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350EXC-FM20:02:001:17:10
68Toyohiro SanadaTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350 EXC-FM20:00:001:20:09
739Yu ShimadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNKOVE450ENDURO ReM20:00:001:22:57
827Suwijak DontrinakAstront TeamTHAHONDACRF300LM20:00:001:23:03
910Mario IrothWheel Story IndonesiaIDNHONDACRF250 RallyM10:00:001:24:23
107Aritonang SandyWebike Asia Rally Team (Gas Cari Angin)IDNHONDACRF 250LM20:00:001:25:26
1115Mufti MuiskarimSUTAN MUDO TOURIDNKTMEXC250M10:00:001:27:42
1212Meng Yam PangRed Dot RaidersSGPKTM500 EXC-FM20:00:001:28:54
1317Choon Yen ChoeyRed Dot RaidersSGPSHERCO450 SEF FactoryM20:00:001:29:49
149Irma FerdianaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNHUSQVARNAFE250M10:00:001:30:40
156Norihisa MatsumotoTEAM BERGJPNKTM250EXC six daysM10:00:001:30:43
1634Takahito TodaX-PARK Katsunuma with Fortience Consulting +WebikeJPNHONDACRF250RALLYM10:19:001:14:32
175Takuya IzumotoTeam Musashi InternationalJPNHUSQVARNAFE450M20:20:001:16:57
1814Ken TanakaTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M20:00:001:37:59
1911Rudy PoaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNKTM350 EXCFM20:15:001:23:41
2029Yoshikazu SaitoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M20:10:001:35:17
2131Aron HoAron HoSGPSUZUKIDR 650SEM20:00:001:50:34
2238Yohei MatsugumaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250RALLYM10:09:001:53:54
2340Arashi YamadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDAXR650RM20:36:001:37:30
2428Seiji KumadaTeam moto JapanJPNHONDAHUNTER CABM10:00:002:17:53
2516Go KatsumataTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M20:01:002:17:38
2637Katsuhiko ArakawaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF450LM20:56:001:35:29
2736Takanori YodaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250LM11:16:001:36:24
2830Gen OhtaGen OhtaJPNHONDACRF300LM22:00:002:30:00
2922Yasuyuki NagaoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M26:30:002:30:00
3021Tatsuya KogaWebike Asia Rally TeamJPNHONDACRF300LM26:50:002:30:00
3135Keiichi NakamuraX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNYAMAHAYZ250FXM1100:00:00100:00:00
3218Issac KhooRed Dot RaidersSGPKOVE450 RallyM2DNF

※当リザルトには間違いが含まれる可能性があります。正式なリザルトは公式リザルトをご確認ください。

総合順位

順位No.ライダー総合タイム総合ペナルティ
1#27Suwijak Dontrinak18:44:143:00:00
2#7Aritonang Sandy18:53:540:24:00
3#10Mario Iroth18:58:481:14:00
4#5泉本 拓也19:54:153:10:00
5#11Rudy Poa20:33:200:57:00
6#19Keisuke Takeuchi20:40:051:07:00
7#34Takahito Toda20:51:593:58:00
8#9Irma Ferdiana21:04:352:30:00
9#3スメティ21:06:196:45:00
10#17Choon Yen Choey21:16:210:45:00
11#2Jakkrit Chawtale21:23:447:30:00
12#24岡本 薫21:31:005:50:00
13#39Yu Shimada22:01:393:06:00
14#6Norihisa Matsumoto22:03:543:51:00
15#8Toyohiro Sanada23:32:085:40:00
16#14Ken Tanaka23:54:074:33:00
17#12Meng Yam Pang24:45:064:15:00
18#15Mufti Muiskarim28:57:0613:12:00
19#26大津 崇博30:49:0019:36:00
20#31Aron Ho31:59:2413:19:00
21#40Arashi Yamada34:48:3916:18:00
22#37Katsuhiko Arakawa36:04:4417:44:00
23#36Takanori Yoda36:09:3817:26:00
24#16Go Katsumata47:08:4532:56:00
25#22Yasuyuki Nagao50:28:2236:24:00
26#28Seiji Kumada51:16:2938:35:00
27#29Yoshikazu Saito61:34:5855:50:00
28#21Tatsuya Koga82:10:0079:40:00
29#35Keiichi Nakamura129:10:52116:22:00
30#30Gen Ohta163:20:00160:50:00
31#38Yohei Matsuguma168:52:54166:59:00
32#18Issac KhooDNF
33#20Takuya OnoDNF
34#23Maski OtsukaDNF

※二輪部門・公式総合リザルト(MOTO LEG1-6・全34台)。総合ペナルティ=各LEGのペナルティ合計。赤字=ペナルティ。ハイライト=TEAM MUSASHI。

総合4位で最終日を迎える泉本 拓也

競技5日目のLEG5は、カンペーンペットからピッサヌロークへ。全長183.6キロを走り、翌日の最終LEG6を残すのみとなりました。序盤は舗装路の高速区間、中盤からはタック県の山あいと尾根、貯水池、林道を抜けて寺院でフィニッシュ。これまでの4日間を悩ませ続けたダストがこの日はほとんどなく、代わりに強い日差しの一日となりました。そして競技の結果以上に大きく順位を動かしたのが、この前後に発表された訂正リザルトです。速度制限区間の超過に対する時間ペナルティが、ほぼ全ての選手に加算されました。首位を走っていたジャクリット・チャウタレには競技では取り返せない規模のペナルティがつき、総合上位の顔ぶれは一気に入れ替わりました。その中でTEAM MUSASHIは、泉本拓也が二輪部門の総合4位につけ、チーム最上位で最終日を迎えます。

速度ペナルティが直撃した、総合という戦い

まず、この日の順位を語るうえで避けて通れないのが速度超過ペナルティです。AXCRのSSには制限速度区間がいくつも設けられており、これを超過すると時間のペナルティが科されます。今回はLEG1からLEG5までの全日程にわたって遡及的に訂正リザルトが出され、多くの選手に重いペナルティが加算されました。トップを走っていたジャクリットには7時間を超えるペナルティがついています。公式のコメントを待ちたいところですが、現場ではLEG3あたりから「速度を守っていない選手が多く、守っている人が損をしてしまう」とクレームが頻出していました。このAXCRでは、GPSで速度や行動のログが記録されており、大会前のブリーフィングでも主催側から言及がありました。

TEAM MUSASHIも、この訂正と無縁ではありませんでした。LEG5単日は二輪部門で大津崇博が13位、泉本拓也が16位、岡本薫が19位、スメティ・トラクルチャイが20位。上位陣はこの日もペナルティを含んだタイムとなりました。それでも総合では、泉本が4位、スメティが10位、岡本が12位と、堅実にまとめた泉本を先頭に、最終日へ向けて粘り強く位置につけています。

順位が入れ替わる一日を受け止める岡本 薫

岡本 薫、順位が入れ替わる一日を受け止める

総合で上位を走ってきた岡本薫にとっても、この訂正はこたえる一日でした。「昨日、速度超過のペナルティがほとんどの人に課せられて、トップスリー、僕が四番目でも、もちろんみんな食らって、順位がもう十何位という。うん?って感じですが、そんなにうわーって飛ばしてるわけでもなく、トコトコいってる感じだったんですけど、それでもダメだった。」

淡々と走っていてもペナルティの対象になる。速度管理の比重が終盤にかけて増していく中で、順位が読みづらくなった一日でした。それでも岡本の言葉は、最後まで前を向いています。

大津 崇博、初日の遅れを背負い、最終日へ

初日のマシントラブルで大きく出遅れた大津崇博は、総合では取り返しのつかないレベルでの後方からの戦いが続いています。「かなり複雑な心境ですね。僕、一日目でデイリタイアしちゃって、順位があんまりよろしくない状況だったんですけど、チームのみんなは総合順位が結構良かった。それが昨日一昨日で一気に変わってしまって、トップの選手でも十何位になってる。」

順位に一喜一憂するのではなく、最終日をどう楽しみ切るか。5日間を走り切ったライダーの、地に足のついた言葉でした。

最終日へ向かう大津 崇博

決着の最終日、LEG6へ

競技はいよいよ、最終日のLEG6を残すのみとなりました。距離は短いものの、速度管理も含めて最後まで気の抜けない一日になります。総合4位の泉本を先頭に、TEAM MUSASHIがどこまで順位を守り、あるいは押し上げるか。5日間を戦い抜いたチームの最終章を、引き続き現地からお届けします。

LEG5 リザルト(暫定)

Provisional Result / MOTO / 単日 全32台。★=TEAM MUSASHI。

順位No.ライダーチーム国籍メーカー車両クラスペナルティタイム
139Yu ShimadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNKOVE450ENDURO ReM20:08:003:15:11
234Takahito TodaX-PARK Katsunuma with Fortience Consulting +WebikeJPNHONDACRF250RALLYM10:18:003:33:22
36Norihisa MatsumotoTEAM BERGJPNKTM250EXC six daysM10:02:003:40:12
415Mufti MuiskarimSUTAN MUDO TOURIDNKTMEXC250M10:08:003:56:26
519Keisuke TakeuchiTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350EXC-FM24:01:58
617Choon Yen ChoeyRed Dot RaidersSGPSHERCO450 SEF FactoryM20:05:004:19:30
79Irma FerdianaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNHUSQVARNAFE250M10:40:004:34:36
87Aritonang SandyWebike Asia Rally Team (Gas Cari Angin)IDNHONDACRF 250LM20:04:004:46:30
910Mario IrothWheel Story IndonesiaIDNHONDACRF250 RallyM11:04:004:47:28
1040Arashi YamadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDAXR650RM20:22:004:57:59
1111Rudy PoaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNKTM350 EXCFM24:58:31
1212Meng Yam PangRed Dot RaidersSGPKTM500 EXC-FM20:55:005:06:44
1326Takahiro OhtsuTEAM MUSASHI JAPANJPNBETA350 4TM22:10:005:09:23
1437Katsuhiko ArakawaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF450LM20:42:005:17:57
1527Suwijak DontrinakAstront TeamTHAHONDACRF300LM22:40:005:26:02
165Takuya IzumotoTeam Musashi InternationalJPNHUSQVARNAFE450M21:40:005:27:35
1736Takanori YodaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250LM10:52:005:27:47
182Jakkrit ChawtaleJakkritTHAKTM500 EXC-FM22:50:005:37:55
1924Kaoru OkamotoTEAM MUSASHI JAPANJPNBETARR4T350M22:40:005:40:11
203Sumaetee TrakulchaiTeam Musashi InternationalTHAKTM250XCWM12:55:005:46:33
218Toyohiro SanadaTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350 EXC-FM22:20:006:00:00
2214Ken TanakaTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M22:20:006:00:00
2329Yoshikazu SaitoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M22:40:006:49:41
2428Seiji KumadaTeam moto JapanJPNHONDAHUNTER CABM11:46:007:34:43
2531Aron HoAron HoSGPSUZUKIDR 650SEM212:00:0012:00:00
2621Tatsuya KogaWebike Asia Rally TeamJPNHONDACRF300LM214:00:0014:00:00
2722Yasuyuki NagaoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M214:00:0014:00:00
2830Gen OhtaGen OhtaJPNHONDACRF300LM214:00:0014:00:00
2916Go KatsumataTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M218:30:0018:30:00
3038Yohei MatsugumaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250RALLYM118:30:0018:30:00
3118Issac KhooRed Dot RaidersSGPKOVE450 RallyM2100:00:00100:00:00
3235Keiichi NakamuraX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNYAMAHAYZ250FXM1DQF

※当リザルトには間違いが含まれる可能性があります。正式なリザルトは公式リザルトをご確認ください。

総合 LEG1-5(暫定・TOP6)

総合順位積算タイム
1 #27 スウィジャク・ドントリナック17:21:11
2 #7 アリトナン・サンディ17:28:28
3 #10 マリオ・イロス17:34:25
4 #5 泉本 拓也18:17:18
5 #11 ルディ・ポア18:54:39
6 #34 トダ19:18:27
TEAM MUSASHI 泉本 4位 18:17:18 / スメティ 10位 19:53:49 / 岡本 12位 20:17:25 / 大津 19位 29:35:10

※LEG1-4に対しても遡及的にペナルティが加算され、順位変動がありました。

総合3位へ浮上した岡本 薫

競技4日目のLEG4は、ナコンサワンからカンペーンペットへ。約2,000kmの旅もついに折り返し、後半戦に入りました。この日、岡本薫が二輪部門の総合で3位に浮上し、表彰台圏内へ。LEG3を制した大津崇博は、勝者ゆえに先頭でコマ図を一人で読み解いてレーストラックを拓く難しい一日を背負いました。TEAM MUSASHIは総合トップ5に3台を送り込み、勝負どころへ向かって着実に前進しています。

大津 崇博、先頭で背負う。「ラリーはシーソーゲーム」

LEG3を制した大津崇博は、この日を最前列からスタートしました。前を走る者がいないことは、有利に聞こえますが、ナビゲーションが勝負を分けるこのラリーではむしろ重い立場になります。轍もダストの目印もない中で、自分の手でルートを切り拓いていく役回りなのです。結果はLEG4二輪部門4位でした。ただし、6分のペナルティがなければ、そのタイムは3番手に相当していました。この日も、大津の速さそのものは際立っていました。

ゴール後の大津は、この日をこう振り返ります。「LEG4は4位でした。自分的には、もっと下になっちゃったかなと思ってたんです。一回ミスコースしたので。そんなに遠い距離じゃないですけど、すごいハイスピードコースだったから、そのちょっとのミスが命取りかなと思って。それで意外にも4位が取れたので、まあまあです。マップの見方も、かなり分かってきました。今日はトップスタートがジャクリット選手なので、もう見つけた瞬間に食らいついて、ゴール直前で抜こうかなと思っています」。

「ラリーはシーソーゲームで、後ろから追う人間のほうが強い」。監督ゆずりのその見立てを向けると、大津は深くうなずきました。「そうそう、本当にそれです。強い。やっと戦い方が分かってきました。4日目、5日目にして、です。チーム内で1位2位は、絶対に取りたいですね。今日もジャングルがいっぱいあるらしいので、また遭難する前にちょっと見極めて、サーッと行けたらいいなと思っています」。

LEG4を走る大津 崇博

岡本 薫、総合3位へ。緊張感の3位争い

この日の主役は、岡本薫でした。LEG4を二輪部門3位で走り切り、総合順位でついに3位へ浮上します。LEG3終了時点でわずか23秒差だったスウィジャク・ドントリナックを逆転し、表彰台圏内をその手に収めました。

「昨日のLEG4は、ずっとフラットで高速が続くSSでした。ミスコースもちょいちょいはありましたけど、すぐリカバリーできるくらいで走れて。あとは、SSの中にスピードリミットゾーン、制限速度が設けられた区間があって、どれくらいのスピードで走っていいのか、その難しさはありましたね。結果は、昨日のSSは3位で終えました。総合はまだいろいろあって、自分でもよく分からないんですけど、頑張りたいと思います」。

謙遜する岡本ですが、その3位争いを心から面白がってもいます。「結構、面白い3位争いになってきていて、楽しんでます。ただ、ミス一つが重いです。緊張感が出てきましたね。残りは2日で、5日目6日目は距離が短いので、今日が実質の勝負です。大事な日になると思です」。

LEG4を走る岡本 薫

そして、LEG5へ

LEG5は池町監督が仕入れた情報によれば、2019年に使われたすごく難しいコースで、ここで順位がいれかわる可能性は十分にあるとのこと。岡本にとって、前の1・2位は1時間を超える差ではあるものの、チャンスがあるとすればここが最終局面と言えるかもしれません。

TEAM MUSASHI

LEG4 リザルト(暫定・掲載当時)

Provisional Result / MOTO / 単日 TOP6。★=TEAM MUSASHI。

順位No.ライダーチーム国籍メーカー車両クラスペナルティタイム
12Jakkrit ChawtaleJakkritTHAKTM500 EXC-FM22:30:35
23Sumaetee TrakulchaiTeam Musashi InternationalTHAKTM250XCWM12:39:32
324Kaoru OkamotoTEAM MUSASHI JAPANJPNBETARR4T350M22:45:07
426Takahiro OhtsuTEAM MUSASHI JAPANJPNBETA350 4TM20:06:002:48:24
527Suwijak DontrinakAstront TeamTHAHONDACRF300LM22:53:25
65Takuya IzumotoTeam Musashi InternationalJPNHUSQVARNAFE450M22:56:44

総合 LEG1-4(掲載当時・TOP5)

総合順位積算タイム
1 #2 ジャクリット・チャウタレ9:51:32
2 #3 スメティ・トラクルチャイ10:17:16
3 #24 岡本 薫11:27:14
4 #27 スウィジャク・ドントリナック11:35:09
5 #5 泉本 拓也11:49:43

※この順位は掲載当時の暫定値です。その後の速度超過ペナルティの訂正により、総合順位は変動しています(最新はLEG5・LEG6レポートをご覧ください)。

LEG3 表彰台のTEAM MUSASHI

競技3日目のLEG3、TEAM MUSASHIが大きく躍動しました。TEAM MUSASHI JAPANの大津崇博が二輪部門で堂々の優勝、岡本薫も4位に続きます。さらにチーム・ムサシ・インターナショナルの2台が3位・7位に入り、ムサシ勢はトップ7に4台が並ぶ最高の一日となりました。

LEG3 リザルト(暫定)

Provisional Result / MOTO / 全34台。

順位No.ライダーチーム国籍メーカー車両クラスペナルティタイム
126Takahiro OhtsuTEAM MUSASHI JAPANJPNBETA350 4TM22:34:57
22Jakkrit ChawtaleJakkritTHAKTM500 EXC-FM22:36:39
33Sumaetee TrakulchaiTeam Musashi InternationalTHAKTM250XCWM12:38:57
424Kaoru OkamotoTEAM MUSASHI JAPANJPNBETARR4T350M22:41:57
515Mufti MuiskarimSUTAN MUDO TOURIDNKTMEXC250M12:47:17
68Toyohiro SanadaTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350 EXC-FM22:49:39
75Takuya IzumotoTeam Musashi InternationalJPNHUSQVARNAFE450M22:53:55
827Suwijak DontrinakAstront TeamTHAHONDACRF300LM22:54:14
97Aritonang SandyWebike Asia Rally Team (Gas Cari Angin)IDNHONDACRF 250LM22:57:46
1010Mario IrothWheel Story IndonesiaIDNHONDACRF250 RallyM13:05:09
119Irma FerdianaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNHUSQVARNAFE250M13:07:11
1211Rudy PoaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNKTM350 EXCFM23:10:36
1335Keiichi NakamuraX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNYAMAHAYZ250FXM10:07:003:11:10
1419Keisuke TakeuchiTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350EXC-FM23:11:37
1534Takahito TodaX-PARK Katsunuma with Fortience Consulting +WebikeJPNHONDACRF250RALLYM10:38:003:17:29
1614Ken TanakaTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M23:21:50
1712Meng Yam PangRed Dot RaidersSGPKTM500 EXC-FM20:23:003:37:04
1818Issac KhooRed Dot RaidersSGPKOVE450 RallyM20:23:003:37:04
1917Choon Yen ChoeyRed Dot RaidersSGPSHERCO450 SEF FactoryM20:23:003:39:47
206Norihisa MatsumotoTEAM BERGJPNKTM250EXC six daysM11:00:003:48:32
2116Go KatsumataTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M20:25:003:56:45
2231Aron HoAron HoSGPSUZUKIDR 650SEM24:23:28
2339Yu ShimadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNKOVE450ENDURO ReM20:40:004:38:48
2422Yasuyuki NagaoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M22:01:005:57:06
2528Seiji KumadaTeam moto JapanJPNHONDAHUNTER CABM110:29:0010:29:00
2621Tatsuya KogaWebike Asia Rally TeamJPNHONDACRF300LM213:30:0013:30:00
2729Yoshikazu SaitoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M213:30:0013:30:00
2836Takanori YodaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250LM113:30:0013:30:00
2937Katsuhiko ArakawaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF450LM213:30:0013:30:00
3040Arashi YamadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDAXR650RM213:30:0013:30:00
3120Takuya OnoBERIKJPNKOVE450 rallyM217:00:0017:00:00
3230Gen OhtaGen OhtaJPNHONDACRF300LM217:00:0017:00:00
3338Yohei MatsugumaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250RALLYM117:00:0017:00:00
3423Maski OtsukaKOVE JAPANJPNKOVE450ENDURO-ReM2100:00:00100:00:00

※当リザルトには間違いが含まれる可能性があります。正式なリザルトは公式リザルトの公開をお待ちください。

LEG2を走る大津 崇博

泥に牙をむかれたLEG1から一夜、TEAM MUSASHIは釘村忠を欠いて二日目に臨みました。結果から言えば、最年少の大津崇博が二輪部門で5位と、大きく順位を上げています。けれど、その一日は決して平坦ではありませんでした。歓喜と悔しさ、そしてこのアジアクロスカントリーラリーの鬼門であるナビゲーションとの格闘が、丸ごと詰まった一日でした。

大津 崇博、5位。あと一歩、首位に届いた日

前日にデイリタイア扱いとなった大津は、この日ほぼ最後方からのスタート。試練はリエゾン(移動区間)の序盤から始まりました。50kmほど走った地点で、マップケースに水が入って接触したのか、電子マップが勝手にぐるぐると回り出します。慌てて電源を落とし、配線を抜き、乾かしながら走行。幸い、SSが始まる前には復旧しました。

ハンドルのコマ図(電子マップ)

競技区間に入ると、大津の走りは冴えます。1本目のSSは、田んぼがそのまま道になったような、四駆が掘り散らかした溝と水たまりだらけの路面。ここを高いスピードで攻め、一度は派手に転倒したものの、マシンに大きなダメージはありませんでした。池町監督仕込みの、マップケースが壊れにくいセッティングにも助けられ、すぐに立て直して走り切ります。この1本目は、本人も相当な手応えを口にするタイムでした。

歯車が狂ったのは2本目です。少し前を走る同僚・岡本薫の姿が頭にちらつき、追いつこうと飛ばすうちに、右へ行くべきところを左へ。そこから30〜40分、コースに戻れず大きく時間を失いました。分割されたSSごとのタイムは公表されませんが、このロスがなければ、という思いは本人がいちばん噛みしめています。

大津はこう振り返ります。「前半はたぶん、いいタイムが出ていました。でも後半で調子に乗って、30分以上迷ってしまって。あれがなければ首位だったと思います。明日は狭くてぬるぬるの路面らしいので、ワンチャンあるかなと。毎日、優勝を狙っています」。ちなみにこの日のリエゾンは、往復でおよそ300km。工具やガソリンを詰めた10kg近いリュックを背負っての移動に、「毎日、愛知から東京までオフロードバイクで往復している感じです」と笑いました。

泥まみれでリエゾンを走る大津 崇博

岡本 薫、ナビとの長い一日

一方の岡本は、この日を「飛ばすよりナビを確実に」と決めて臨みました。それでも、アジアのラリーは簡単に前へ行かせてくれません。前半、ゴール手前の入り組んだ森で一つ道を間違え、20分ほど同じ場所を巡ります。後半は大津とともにシングルトラックのガレ沢へ迷い込み、こちらでも30分。合わせて、この日だけで50分近くを迷いに費やしました。

LEG2を走る岡本 薫

それでも、その口ぶりはどこか楽しげです。「今日は本当に、ナビの勝負でした。日本のラリーは基本が林道だから分岐も読めるけど、こっちは迷ったらもう迷路。それでも、乗っていて楽しいんですよ」。リエゾンでは道すがらの村の食堂に立ち寄る一幕もあったそうで、「一品50バーツ、250円くらい。うまかったので、明日も入ろうねと」。過酷ななかにも、その景色を面白がる余裕がにじみます。

ガレたシングルトラックを行くライダー

釘村 忠、サポートへ回り、明日帰国

左手首を骨折した釘村は、この日はライダーではなくサポートとしてチームを支えました。明日には帰国し、病院で手術を受ける可能性があります。走りたい気持ちを抱えたままタイを離れる悔しさをのぞかせつつ、それでも、初めてのアジアンラリーで得たものは大きかったと語ります。

「ISDEとも違う、アジアならではの規模感でした。国際大会は、自分が思っている以上にいろんなことが起こる。ちょっとしか走れませんでしたが、すごい経験をさせてもらいました。20人近くの方が手厚くサポートしてくれて、ライダーとしては本当に安心でしたし、監督が池町さんなので、ラリーのことは何でも知っている。気持ちをここに置いたまま、来年また戻ってきたい。チャンスをいただけるなら、リベンジしたいです」。

スタートを待つTEAM MUSASHI

そして、明日へ

長いリエゾン、マップのトラブル、そしてナビの罠。二日目もまた、消耗の一日でした。それでも大津は5位まで順位を戻し、岡本は迷いながらも走り切り、釘村はチームを支えて明日を託します。明日のLEG3は、プランテーションを抜けるループの難路になるとのこと。着実に、そして一つでも上へ。TEAM MUSASHIのアジアンラリーは、まだ半分を残しています。

LEG2 リザルト(暫定)

Provisional Result / MOTO / 全34台。

順位No.ライダーチーム国籍メーカー車両クラスペナルティタイム
12Jakkrit ChawtaleJakkritTHAKTM500 EXC-FM21:12:56
23Sumaetee TrakulchaiTeam Musashi InternationalTHAKTM250XCWM11:16:24
339Yu ShimadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNKOVE450ENDURO ReM21:35:18
47Aritonang SandyWebike Asia Rally Team (Gas Cari Angin)IDNHONDACRF 250LM21:41:25
526Takahiro OhtsuTEAM MUSASHI JAPANJPNBETA350 4TM21:42:26
65Takuya IzumotoTeam Musashi InternationalJPNHUSQVARNAFE450M21:44:17
79Irma FerdianaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNHUSQVARNAFE250M11:49:48
810Mario IrothWheel Story IndonesiaIDNHONDACRF250 RallyM11:54:25
922Yasuyuki NagaoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M21:57:40
1035Keiichi NakamuraX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNYAMAHAYZ250FXM11:59:49
1111Rudy PoaIndonesia Cross Country Rally TeamIDNKTM350 EXCFM22:01:35
126Norihisa MatsumotoTEAM BERGJPNKTM250EXC six daysM12:06:08
138Toyohiro SanadaTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350 EXC-FM22:09:04
1424Kaoru OkamotoTEAM MUSASHI JAPANJPNBETARR4T350M22:09:26
1516Go KatsumataTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M22:15:10
1614Ken TanakaTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M22:18:58
1727Suwijak DontrinakAstront TeamTHAHONDACRF300LM22:23:46
1831Aron HoAron HoSGPSUZUKIDR 650SEM22:25:30
1917Choon Yen ChoeyRed Dot RaidersSGPSHERCO450 SEF FactoryM22:28:35
2012Meng Yam PangRed Dot RaidersSGPKTM500 EXC-FM22:30:17
2118Issac KhooRed Dot RaidersSGPKOVE450 RallyM22:31:29
2240Arashi YamadaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDAXR650RM20:54:002:44:31
2336Takanori YodaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250LM10:51:002:44:57
2437Katsuhiko ArakawaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF450LM20:49:002:45:15
2534Takahito TodaX-PARK Katsunuma with Fortience Consulting +WebikeJPNHONDACRF250RALLYM12:46:11
2619Keisuke TakeuchiTeam Toonrentacar & San ProJPNKTM350EXC-FM22:52:37
2728Seiji KumadaTeam moto JapanJPNHONDAHUNTER CABM112:30:0012:30:00
2829Yoshikazu SaitoTeam moto JapanJPNHUSQVARNAFE350M212:30:0012:30:00
2915Mufti MuiskarimSUTAN MUDO TOURIDNKTMEXC250M112:49:0012:49:00
3020Takuya OnoBERIKJPNKOVE450 rallyM217:50:0017:50:00
3121Tatsuya KogaWebike Asia Rally TeamJPNHONDACRF300LM217:50:0017:50:00
3223Maski OtsukaKOVE JAPANJPNKOVE450ENDURO-ReM217:50:0017:50:00
3330Gen OhtaGen OhtaJPNHONDACRF300LM217:50:0017:50:00
3438Yohei MatsugumaX-PARK Katsunuma with Fortience ConsultingJPNHONDACRF250RALLYM117:50:0017:50:00

※当リザルトには間違いが含まれる可能性があります。正式なリザルトは公式リザルトの公開をお待ちください。

LEG1を走るTEAM MUSASHIのライダー

待ちに待った競技初日、LEG1。舞台はパタヤからプラーチーンブリーへと移ります。準備に費やしてきた日々を、ようやく走りで示すときが来ました。しかしアジアのラリーは、初日から容赦なく牙をむいてきます。降った雨がつくる泥、そして路面のあちこちに口を開ける穴ぼこ。この日はTEAM MUSASHIにとって、文字どおり過酷な一日となりました。

釘村 忠、無念のリタイア

最初に試練が訪れたのは、チーム内最速と目されていた釘村忠でした。SS1、コースに潜む水たまりにマシンを弾かれ、転倒。その後もペースは落ちずにサービスピットまでたどり着いた釘村でしたが、どこか浮かない様子。「痛くはないけど、腫れてきてて」と話す左手首は、まるでかかとのような姿になっていました。

「やらかしてしまいました」。振り返る口ぶりは、どこか淡々としています。「SS1の中盤、大きな水たまりが連続する区間で。真ん中を抜けようとしたんですけど、思いのほかお椀のように深くて、変なところに入ってハイサイド気味に飛んでしまいました。トップの選手に追いついて、抜けるかというところで、少しプッシュしすぎたのかもしれません」。そのまま現場のスタッフにリタイア届を出し、病院へ。レントゲンの結果は、骨折でした。「これからチームと相談して、どうしていくか決めます」。エンデューロ世界最高峰ISDEで金メダルを掴んだテクニシャンの初アジアンラリーは、あまりにも早い幕切れとなってしまいました。最後に、こう言い添えることも忘れません。「応援してくださった皆さん、ありがとうございました。引き続き、チームジャパンの応援をよろしくお願いします」。

ピットの釘村 忠

大津 崇博を襲ったトラブル、それでも前へ

若さと冷静さを併せ持つ大津崇博にも、試練は容赦なく降りかかります。SS1の途中、マシンが電気系のトラブルに見舞われ、エンジンがかからなくなりました。動かなくなったマシンを一度コース上に置き、スタート地点まで自力で戻る道中では、スコールのような豪雨にも見舞われたといいます。それでも、この最年少ライダーは驚くほど前を向いていました。夜を徹した整備でマシンは復旧し、明日への準備は整いつつあります。「体も無事、バイクも一応無事に帰ってきて、明日は走れる状況になりました。明日こそは、一位で帰ってきたい」。トラブル続きの一日さえ、どこか楽しんでいる様子です。「今日はやることがなさすぎて、インスタばかり上げてました。ぜひフォローして見てください」。そして最後は、こう笑いました。「明日こそ、ビールが飲めるように」。

走行する大津 崇博

岡本 薫、泥まみれのフィニッシュ、暫定4位

そんな苦しい一日で、チームに光をもたらしたのは最年長の岡本薫でした。全身も、マシンも土にまみれながら走り切り、結果は二輪部門で暫定4位。派手さこそないものの、着実に上位へ食い込む滑り出しです。もっとも、その道のりは平坦ではありませんでした。「初日なので飛ばすつもりはなく、SS1は少し迷いつつも、楽しく走れました。でもSS2は、距離が合わないし、指示と違うところに出たりで、すごく迷いましたね。間違った轍を辿っては戻ってやり直し。それが3、4回。ナビ能力を問われる一日でした」。同じ道を走った仲間については、こう振り返ります。「釘村くんはスピードが全然ある。SS1は一緒に走りましたが、前に行くとバーッと離されていく。大津くんも速いので期待していたんですけど、ちょっと残念です」。それでも、視線はもう明日を向いています。「離されないようについていって、チャンスがあればプッシュする。ただ、怪我はできないので、無理はしません」。ゴールで掲げたピースサインには、ベテランの意地と余裕がにじんでいました。

泥まみれでフィニッシュする岡本 薫
コマ図を手にする岡本 薫

そして、夜へ

泥、穴ぼこ、リタイア、そしてトラブル。LEG1はTEAM MUSASHIにとって、まさにハード・デイズ・ナイトでした。それでも、陽が落ちても戦いは終わりません。手負いのチームは、傷を癒し、マシンを整え、明日のLEG2へと向かいます。残りは5日。アジアの荒野との長い旅は、まだ始まったばかりです。

サービスピットのTEAM MUSASHI
セレモニアルスタート パタヤ

8月9日。TEAM MUSASHI にとって、開幕の実感が一気に近づいた一日となりました。日中は車検を通し、配られたばかりのコマ図(ルートを示す指示書)を読み解き、そして夜には、パタヤの街を舞台にしたセレモニアルスタートが待っています。競技そのものは翌10日のLEG1から。けれど、この日の準備が、そのまま初日の走りを左右します。

車検を抜ける

朝から向かったのは車検場。とはいえ、身構えていた選手たちは少し拍子抜けしたかもしれません。見られるのはミラーやランプといった保安部品が中心で、あっという間に順番が回っていきます。手続きはスムーズで、マシンは無事に受理されました。

コマ図と向き合う

コマ図が渡されるのは、前日の昼。1ページ目のタイムスケジュールから、区間ごとの細かな分岐まで、これを頭に入れられるかどうかが、ラリーの生命線です。ほとんどの準備はそれまでに終えていますが、コマ図だけはこの日に手渡されるため、セレモニアルスタートの合間を縫って解析しなければなりません。しかも初日のコマ図は訂正箇所が多く、その作業は深夜0時を超えてしまったほどでした。

選手たちの声

セレモニアルスタートを終えた選手に、一人ずつ話を聞きました。

釘村 忠
「ああいうネオンの中を走るのが初めてなので、緊張度と興奮度がすごいマックスになってました。なんかすごい経験でした。42歳にして、すごいデビューをした感じです。海外レースは2回目で、1回目はどちらかというと自分の腕試しというところだったんですけど、今回は全然。コースマップはまだ全然解読できてないです。今日寝れるのかな、って(笑)。課題はもうナビゲーションオンリーですね。走りはそこそこでいいので、まずはちゃんと落ち着いてナビを見て、ナビを信じて走りたい。明日ちゃんとゴールに、まずはサービスのところにたどり着けるようにしたいです。毎日不安ですよ。けど、それもいい経験だし、楽しみかな。楽しんで走りたいなと思います」

大津 崇博
「最初のプレスタートがすごく盛り上がったんで、ちょっと1位の人みたいに振る舞っちゃって、いろんな人にこうやって手を振って。そのまま1位取らないと恥ずかしいな、みたいな(笑)。でも監督にいろいろ地図を教えてもらって、間違いなく、僕の“池町戦法”で行きます。後をつけずに、ひたすら自分で走る。僕、後ろスタートですもんね。それができるように、トップに出て走れたらいいと思います。今日はマップを作って、いろいろキャンセルがいっぱいあったんで、それを完璧にして明日のレースに挑みたい。体調もバイクもバッチリ。今からマップをやれば、あとは人間次第です」

岡本 薫
「ラリーは色々、国内では出てましたけど、タイのこのAXCRは派手さがすごくて、ちょっとカルチャーショックを受けるような。すごいラリーだなと思いましたね。コマ図もすごいですね。もう大体1km以内の分岐が延々と続く感じで、100mに1回ガーンとなるし。その解読をある程度頭に入れとかないと難しいなと、流れ的なものも含めて。国内ラリーと比べると、もう全然難しいと思います。罠もすごいし。まだ走ってないからあれだけど、多分そういうところなのかなと。明日の課題は、ちょっと変更がすごくあって、もらったマップ通りじゃないので、そこをしっかり頭に入れないと迷う。今からそれをやります」

そして、夜へ

体調も、マシンも整いました。「あとは人間次第」。その言葉どおり、選手たちはセレモニアルスタートへと向かいます。「ナンバー24、チーム・ムサシ・ジャパン、ライダー岡本薫」。タイ語のアナウンスに送り出され、名前を呼ばれた選手が手を振れば、会場からは大きな歓声が返ってくる。長い準備の日々が、ようやく観客の前に立つ瞬間です。

本当の戦いが動き出すのは、翌10日のLEG1から。約2,000km、6日間のアジアンラリーが、いよいよ幕を開けます。

TEAM MUSASHI 集合

タイ・パタヤ。開幕を数日後に控えたこの街で、TEAM MUSASHI は一日ごとに“戦う顔”へと変わっていきました。まだ誰もスタートを切っていない三日間。その裏側では、地味で、しかし何より大切な準備を仕上げて行きます。

8月6日|役者、揃う

車検とセレモニーの会場に、日本から時間差で入ってきたメンバーやサポート、同じ日本から参戦する仲間たちがようやく顔を揃えました。握手が交わされ、互いの連絡先を教え合う。開幕前の現地には、まだどこか同窓会のような和やかさが残っています。

けれど、その和やかさの下で交わされていたのは軽い話ではありません。多くのメンバーにとって初めてのアジアクロスカントリーラリー。その“流儀”を、経験者である池町監督が一つずつ言葉にしていきます。「朝のスタートは6時、SSのスタートは8時半」。まだ薄暗いなかを走り出す日もある。1日の行動時間は、長い日で8時間から10時間。「ペースは7割5分から8割。高めのギアでトラクションを出して走るのがいい」。全開で飛ばすのではなく、路面を掴んで淡々と刻む。それが、この距離を生き残る作法だと言います。

初参戦のメンバーが思わず耳を寄せたのが、“最初の10km”の話でした。「スタートしてから10km以内が、一番間違えやすい。一発目が急にややこしくて、そこで詰まる人が多い」。派手な難所ではなく、走り出してすぐの区間にこそ落とし穴がある。路面の読み方にも二輪ならではの知恵が並びます。「水たまりや沼は、4輪が掘って深くなっている。突っ込まず、4輪が必ず戻ってくる迂回路を探したほうがいい」。監督の言葉は終始、勇ましさよりも“きちんと帰ってくること”へ向いていました。

8月7日|明日、ここが戦場になる

朝、機材の搬入が解禁になり、残っていた工具やテーブルをパドックへ運び込みます。

マシンの仕上げは終日つづきました。南国の熱で温まった車体のデカールを一気に引き剥がし、Team Musashi のオリジナルデカールへ貼り替える。古い車体は糊残りをていねいに落とす。テントを4張り分立て、照りつける陽と埃のなかで手を動かし続けます。

昼には、監督から講義。「一番大事なのは1ページ目のタイムスケジュール」。決められたマックスタイムを超えれば失格扱いになるため、時に近道で戻る判断も要る。初日のSS1は、スタート直後から山のなかでコースがループし、交差する“迷路”だろうとのこと。村のなかには40〜50km/hの速度制限区間があり、GPSで判定される。「45km/hくらいで淡々と抜ける。全開で行けば違反を取られてしまう」。速さよりも、自制心が順位を分けるともいえるかもしれません。

この地元に詳しい方が、最新のコース情報を寄せてくれました。「今年はかなりトリッキー。真っ直ぐな道が少なくて、ちょっとした気の緩みですぐにミスコースが起きる。順位はナビゲーション勝負。最初の2〜3日である程度決まるから、そこをきっちり淡々とこなせるかどうか」。

夕方には、全体ミーティング。翌日の段取りと、宿舎3階のプールサイドに置かれた大会事務局の話が共有されます。掲示板に貼り出されるスケジュールや選手の顔写真、変更告知など「毎日ここを見ないと競技にならない」。ピットに張ったテントの下で、ライダーたちは整備とステッカー貼りに手を動かしていました。「みんなゆっくり準備してくれているので、リラックスしてスタートできそうです」。そんな声も聞こえてきます。

一方で、裏側は綱渡りでもありました。チームの横幕もデカールも、届くのはこの日の便。到着物資を把握している人間が全員“飛行機のなか”で連絡がつかない、という場面もありました。華やかさとは裏腹の、現場の緊張感がそこにあります。

8月8日|開幕前夜

この日は四輪のプレ車検が中心で、バイク側は比較的落ち着いた一日。シェイクダウンでマシンの最終確認を行い、ロードブックを小さなコマ単位で一つずつ追う予習にも時間を割きました。明るいうちに、チームの写真をしっかり残します。レジストレーションではシャツやバッグといった支給品を受け取り、会場を整えていく。夜には、各国のチームが一堂に会するウェルカムパーティーが開かれました。長い一週間をともに戦う顔ぶれが、はじめて同じ場所に集う夜です。

三日間で、耳と手を通して覚え込んだアジアのラリー。マシンは仕上がり、段取りは頭に入り、あとはスタートを待つばかりとなりました。TEAM MUSASHI にとって、ここからの六日間はどんな景色を見せてくれるのでしょうか。

8/5 のメイン写真
8/5 現地合流

最初の“敵”は、砂でも岩でもなく、台風でした。

7月末に到着するはずだったコンテナが、台風の影響で遅れ、タイ入りは本番直前にずれ込みました。その中に積まれているのは、ライダーたちのマシンと、6日間を戦い抜くための機材一式です。TEAM MUSASHIのタイ遠征は、届いた荷物を迎える段取りに追われる一日となりました。

港ではなく、ヤードで開ける

コンテナは港では開けられず、いったんヤード(倉庫)へ出してから中身を取り出す決まりになっています。そこでマシンを下ろし、バラして車検へと回していく。オフィシャルからは「5日の朝から倉庫に入れる」と連絡が来ていたものの、実際に入れるかどうかは現地で確認しないと分からない。ラリーの現場は、こうした一つひとつの確認の積み重ねです。荷物の本搬入は、7日金曜の午前。トラックでヤードから運び込み、そこから車検へと進めていく計画です。8月5日はひとまずバイクだけを引き取り、少しの荷物を同乗車に載せて持ち帰って、残りはヤードに預けたまま。

静かに動き出すパドック

現地で頭を悩ませたのが、整備エリアの割り当てでした。以前まで使っていたホテルの一角は、整備禁止に。今年は隣接する広場の一部を確保する方向で調整が進んでいる模様。マシンを見られたくないメーカー勢は、同じホテルには泊まらず、別の場所で整備するとのこと。そんな駆け引きも含めて、パドックはもう静かに動き始めています。派手なアクションは、まだ何もないのですが、それでも、段取りと場所取り、そして天候をにらんだこの一日の積み重ねが、6日間の結果にどう影響してくるのでしょうか。

The Team

WHY WE RIDE

昨年のAXCRで総合優勝を果たしたレジェンド・池町佳生を監督に、まるで経歴のそろわない3人のライダーが集まりました。エンデューロの頂点に立った男、ハードエンデューロの怪童、そして監督の盟友である大ベテラン。共通点は、ただ一つ。本気であること、それだけです。

「コンペティションとしてのラリーの面白さを、今の日本のライダーに伝えたい」

監督の池町が言うには「ラリーは、総合的な実力が試される大人のスポーツ」。コマ図(ルートマップ)を読み、トリップメーターと勘を頼りに、ラリーのトラップをかいくぐる。立っている警官の道案内すら当てにならない世界で、3人は長い長い距離を走り切ります。

Title Sponsor

株式会社ムサシ

兵庫県加古川市。センサーライト・園芸用品のメーカーで、カンパニースローガンは 「自然とたたかう」です。

「日本のライダーが世界へ通じる道を、細くてもいいから開け続けておきたい」。 岡本篤代表の情熱が、このチームを丸ごと支えています。社員のみなさんもサポート隊として現地へ。ラリーは“超過酷な海外研修”の場でもあります。

Our Goal
監督が手にしたものと同じ“優勝カップ”を、その隣に並べる。
The Riders

THE OUTLIERS

TEAM SHOT ・ 集合
監督+3人の集合カット
TEAM MUSASHI 集合
Motocross/Enduro Elite
走りショット
釘村 忠 走り
PHOTO
釘村 忠
Rider / 最速スプリンター
釘村 忠KUGIMURA TADASHI
42
ISDE 日本人唯一の金 2019 ポルトガル大会 グリズリー代表
「まずはラリーを楽しみ、怪我せず完走して、結果的に勝つことを目指したい」
エンデューロ世界最高峰ISDEで日本人唯一のゴールドメダルを獲得した実力者です。「彼に足りないのはラリーの経験だけ」と監督も認める、圧倒的なテクニックの持ち主。順当ならチーム内最速のスプリンターです。
Young Hard Enduro Rider
走りショット
大津 崇博 走り
PHOTO
大津 崇博
Rider / 怪童
大津 崇博OTSU TAKAHIRO
25
チーム最年少 ハードエンデューロ出身 監督が惚れた素質
「いつものガムシャラな走りをやめて、ちゃんと落ち着いてゴールまで行けるようにしたい」
過酷なセクションを走破するハードエンデューロの怪童。監督が17、18歳の頃から一目置いていたと言うポテンシャルの塊です。未知の競技へ、若さと冷静さを両立させて挑みます。
Legendary Ralliest
走りショット
岡本 薫 走り
PHOTO
岡本 薫
Rider / ザ・ベテラン
岡本 薫OKAMOTO KAORU
57
監督の盟友 大ベテラン 合宿で唯一の完全走破
「けっこうな歳になるが、今年も上位を目指して頑張れるんだというところを見せたい」
監督と19歳の頃からの付き合いというチームの精神的支柱です。「自分にはラリーの方が向いている」と語るとおり、国内では負け知らず。年齢を感じさせない走りで上位を狙います。
Dakar Finisher
走りショット
池町 佳生 走り
PHOTO
池町 佳生
Director / 監督
池町 佳生IKEMACHI YOSHIO ・ ダカールレジェンド
AXCR 前年 総合優勝 ダカールラリー完走 日本屈指のラリースト "世界のイケマチ"
「ラリーという競技は、総合的な実力が試される大人のスポーツ。その面白さを、今の日本のライダーに伝えたい」
数々の海外ラリーを渡り歩いてきたレジェンドです。異色の経歴を持つ3人に白羽の矢を立て、日本代表チームを率います。合宿では“罠コマ図”を仕込み、教え子たちを容赦なく鍛え上げました。
From the Launch

VOICES

株式会社ムサシ 代表 ・ 岡本 篤

冠スポンサー就任の背景

「我々がAXCRのタイトルを引き受けた理由は、大きく3つあります」。発表会で岡本代表は、そう切り出しました。

① アジアへの布石。センサーライトと園芸製品のメーカーとして、11年前の就任以来ずっと描いてきたアジア展開。その加速装置として、東南アジアを舞台とするAXCRに着目しました。

② 池町という生き方への共感。地元で活動する世界的ラリーストと出会い、レースや沢登りをともにするなかで感じたこと。「一芸は万芸に通じる。スポーツが人を育てるとはこういうことか、というモデルケースが池町さんでした」。

③ 世界へ続く道を残す。2019年にはISDE(インターナショナル・シックス・デイズ・エンデューロ)日本代表のスポンサーも務めた同社。「日本のライダーが世界に通じる道が、どんどん細くなっています。安定して開催され、参加負担も大きすぎないAXCRで、その道を開け続けておきたいのです」。

「日本人ライダーが世界へ挑戦できる道を、細くてもいいから、ずっと開け続けておきたいのです」

TEAM MUSASHI 監督 ・ 池町 佳生

なぜ、この3人なのか

「ラリーは、子供にはできません。大人でも、大人しくてはできない。総合力が試される競技です」。昨年チーム・個人ともに優勝し、一区切りと思っていた矢先の、監督就任でした。日本に“コンペティションとしてのラリー”を広めたい。その想いで、監督は3人を選びます。

岡本 薫。「私が19歳のとき、四国のラリーで知り合った大ベテランです。海外ラリーを先輩として引っ張れるのは、彼しかいませんでした」。

釘村 忠。「日本人でただ一人、ISDEの金メダルを持つ圧倒的なテクニック。足りないのはラリーの経験値だけ。だからこそ、走ってほしかった」。

大津 崇博。「まだ25歳。18歳で走りを見たときから、一目置いていました。私自身も22歳で初めて海外へ出た。若いうちに、海外ラリーを経験してほしい」。

キャラクターの違う3人が、合わさって一つのチームになる。「バランスは取れています。頂点を期待して、監督として頑張ります」。

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ABOUT AXCR

アジアクロスカントリーラリー(AXCR)は、タイを起点にアジア各国を舞台として毎年開催される国際ラリー。市販車ベースの車両で未舗装路や大自然を走破する、アジア最大級のクロスカントリーラリーです。

2026年は 第31回 Musashi アジアクロスカントリーラリー2026 として、8月10日〜15日、タイ・パタヤからピッサヌロークまで 約2,000km を戦います。カテゴリーは四輪の AUTO と二輪の MOTO

そして大会名の冠「Musashi」も、TEAM MUSASHI を支える株式会社ムサシ。チームは、自らの名を掲げた大会に、その名を背負って挑みます。

TEAM MUSASHI の挑戦

AXCR 公式サイト →
第31回
2026 大会
8.10–15
会期(6日間)
約2,000km
総走行距離
AUTO・MOTO
カテゴリー
Route

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START前
まもなく開幕
8/9 セレモニースタート
走破済みこれから
パタヤ
全6LEG ・ 約2,000km ・ タイ王国
8月8日SAT
AUTO予備車検、ブリーフィング(日本語)、ウエルカムパーティー
8月9日SUN
車検、ブリーフィング、セレモニースタート
8月10日MON
LEG 1パタヤプラーチーンブリー
8月11日TUE
LEG 2プラーチーンブリーナコーンサワン
8月12日WED
LEG 3ナコーンサワンナコーンサワン
8月13日THU
LEG 4ナコーンサワンカンペーンペット
8月14日FRI
LEG 5カンペーンペットピッサヌローク
8月15日SAT
LEG 6ピッサヌロークピッサヌロークフィニッシュセレモニー・表彰式
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